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【音楽】N響:左手のためのピアノ協奏曲と、ピアニストのフルネルさん

こんばんは♪
レコールドムジークの講師です(*^^)🌕🎑🐇

先日聴きに行った、N響名曲コンサートの中から、
ラヴェルの『左手のためのピアノ協奏曲』について書いてまいります。

ラヴェルについてはこちら

ラヴェルのピアノ協奏曲は2曲残されているのですが、どちらかというと、両手で弾くト長調の方がメジャーな印象。

私はジュネーブ覇者の、萩原麻未さんの演奏が好き(^^)


今回N響で聴いた左手のピアノ協奏曲は、ほとんど効いたことが無く、スコアをちらりと見た程度。


そのため、ほぼ初めましての状態だったのですが、N響で、しかも生で聴けるなんて、大チャンス!!!
ピアニストは、2021年にエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝者の、ジョナタン・フルネルさん。

こちらはエリザベートで優勝した時の、ブラームスピアノ協奏曲第2番を演奏するフルネルさん。


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ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲の話に戻りますが、
実際に聴いてみて抱いた所感としては、左手だけなので、両手で弾いた時より、音量的には当然小さくなります。
但し、この作品は、ピアノの音量が小さくなることを上手く利用していると思います。
オーケストラのパートは、普段より音量が小さいピアノの旋律がより引き立つように支えていて、且つ、オケも華やかな装飾が多かったように思います。ピアノとオーケストラとの一体感が生まれ、より協奏的に演奏していると感じました。フルネルさんと、指揮者の洒脱男、パスカル・ロフェさんとの相性も大変良かったですね。ブラボーです👏


ピアノがこれほどオーケストラに溶け込んでいる曲、珍しいのではないのでしょうか。フルネルさんの溶け込み方も素晴らしかったのかもしれませんが。ピアノの端から端まで、文字通り駆け抜けなければならない個所もあるので、左手とペダルだけで頑張って響かせつつ、オケと対峙しながら弾くのは本当に大変、大仕事ですね^^;

左手のためのピアノ協奏曲は、ラヴェルの作品以外にもいくつか存在する様子。随時掘り出して聴いてみましょう。


ちなみにフルネルさんのピアノ、上手いです。本当に上品。
かなり細身ですが、手足が長く、体重のかけ方が上手いと思います。

私がピアノで演奏するときは、特別な指示がない限り、ペダルをあまり使用しません。本当に薄くしか使わないのですが、フルネルさんもペダルを多用せず、薄く、本当に補助的にしか使わない派でした。大変共感いたします。
タッチも完全に私好みです。水滴のようですし、なんといっても解釈がお洒落。ずっと聴いていたいような音色で、ソロもリサイタルも聴きたいと思いました。

ソロの動画も探してみたところ、どうやらクララハスキルにも参加されていたようですね◎ この時、ご本人の表情的にあまり納得いってなさそうなのにこの場で布教なんかして申し訳ないのですが^^; 私はこの時の演奏も大好きです。

N響の名曲コンサート、他にも面白い作品をたくさん演奏してくださいましたので、それらの作品についてもまた書きますね♪

では(^^)/

 

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